息子が生まれるまで⑨
こんにちは、あおろぼです。みてくださりありがとうございます。
の続きです。
帝王切開へ
手術室には11時頃に入り、麻酔をするまでにいろいろと準備があるため、実際に始まるのはそこから30分後。5分くらいで赤ちゃんが出てきて、後処理を終えて私が病室に戻るのは13時頃になるとのことでした。
相方や両親もやってきて説明を受けていましたが、帝王切開に決まったところで私は数分おきにやってくる痛みに耐えなくてはいけないことに変わりはなかったので、一時的に和痛の麻酔を入れてくれないのかと思いながらひたすら時が過ぎるのを待っていました。
何とか11時の5分前。途中で痛みでうずくまったりしながらなんとか手術室に行くためのタンカーに乗り移り、やっと終わる・・・と少しホッとした気持ちで運ばれました。
しかし実際に麻酔が入れられるまで30分くらいあったので、その間何度も痛みに悶えることに。普段見かける看護師さんやお医者さんとは違う麻酔科の先生などがわらわらいて、その中心で痛みに悶えるのは複雑な気分でした。
やっと麻酔が入り、麻酔の効きを確認するためにアイスノンを顔に当てたりお腹に当てたり。痛みが無くなりだいぶ心に余裕が出てきたため、このアイスノンを何度もしつこいくらいに当てて確認してくることが面白くなってしまい、少しニヤニヤしてしまう。
麻酔科の先生も安心してもらうためか明るく話しかけてくださるので、帝王切開に対する不安を感じる暇もなく談笑してしまいました。
麻酔が入ってしばらくすると、体温を調整できなくなったのか急に手足がブルブル震えだして、自分では止めることができなくなってしまいました。あまりに激しく震えるので、かなり厳重に温めるための袋でぐるぐるに固定されてました。
後で他の帝王切開ママさんに聞いたら、そんなことは無かったとのことなので、人によって震える人と震えない人がいるみたいです。
麻酔が効いてしばらくし、人生の中で感じたことのないお腹の内部をぐにゃんぐにゃんに揉みしだかれている感覚が。びっくりして、もう切ったんですか?!と先生に聞くと、いつの間にやら切ってたらしく、もう少しで出ますよーと言われる。
しばらく、がっ!ぐいーん!ぐいーん!くっ!とものすごい力で内部を引っ張る感覚に身を任せていると、中から何かを引っ張り出したような感覚が。
ハイ、生まれましたよーと先生が一言。すぐに泣き声が聞こえてきて、わっ本当にお腹の中に赤ちゃんがいたんだなぁ・・!と実感&感動。同時に、今お腹切られて開いたまんまなんだなぁと妙に感心。
そして簡単な処置をした後、顔の近くに持ってきてもらい息子と初対面。最初に出た感想は、しわくちゃ!とにかく白くてしわっしわでした。
すぐに息子は新生児室に連れて行かれ、私はお腹を縫ったりの処置があるためそのまま待機。息子がお腹から出た後も、しばらくへその裏側あたりをこねくり回している感覚が続いていました。しばらくこねくり回された後、一旦眠くなる麻酔を追加しますねと言われ、すぐに意識が飛びました。
次回、その後のお話。