息子が生まれるまで⑦
こんにちは、あおろぼです。みてくださりありがとうございます。
の続きです。
一人耐えた夜
結局忙しいのか全然人が来ないので、一人分娩室のベッドで5分~10分間隔の痛みに耐えながら色々考えていました。
子宮口が開かないとお産は進まないので、胡座をかいてとにかく力を抜いて赤ちゃんが降りてきやすいようにしようと体勢を変えてみたり。
そして胡座をかいてから何度目かの張りの時でした。さっきまでとは違う痛みに昇格。
今まではお腹と腰の鈍痛(いわゆる生理痛のすごい版)だけだったのが、急に骨盤の内部に硬いボーリングの球が押し付けられているような骨の痛みに変わりました。
私の感覚では、何かが下がってきた感覚です。
張りに合わせて、硬い球を骨に押し付けられているような痛み。これは腰が浮くほどでした。
痛みをうまく逃す方法がなかなか見つからず、痛みの度にヤバイ!という謎の焦りと冷や汗。
これはもうかなり痛い。これ以上痛くなるのは想像できないほどに痛くて、しかも痛みもかなり下のほうにあったので、内診をしてもらいました。
しかし子宮口は何も変わっていない。こんなことで呼ばないでという雰囲気もじわじわ感じて、痛いけどどうしようもない状況でした。
しかし、もともと妊娠中の張りもそんな感じだったのですが、数回に一回ずつ、お腹の張りがとても長かったのです。大体一回の張りが30秒から1分くらい続き、数分おさまってから次の張りがくるのが普通らしいのですが、5,6分続くのです。だからかなり長いこと痛みに耐えていないといけなくて…
そうこうしているうちにもう夜中です。夜勤で人手も少なくなっている時に何度も呼ぶのも申し訳なく、死ぬわけではないのでとにかく必死で痛みを逃してました。(意地で声は我慢していましたが、痛みは逃し切れてなかったと思います…)
夜中2時ごろ。一回一回の痛みも長いし、2、3分の間隔になっていました。しかし間隔が一定にならないため、麻酔はまだ入れてもらえず…
一人で必死に耐えていると、急に2人の看護師さんがバタバタ入って来ました。
丁度痛みが来ていたところだったので、身動きが取れずにいると、テキパキと酸素マスクをつけられ、言われるままに深呼吸することに。そして痛みがおさまってから、さっきの張りの時、体を動かしたかなど色々と聞かれました。
どうやら張りに合わせて、赤ちゃんの心音が下がってしまっていたらしい。
しかし張りの間隔も短いし、動くと刺激ですぐ張りだしたりするので私は動いていませんでした。
その場は一旦、へその緒が圧迫されたのかもということで、体勢を変えて様子を見ることになりました。
次回、とうとう出産へ。