韓国語の母音の覚え方

こんにちは、あおろぼです。見てくださりありがとうございます。

参考になるか分かりませんが、今日は最近実家で起きた出来事を紹介します。

 

韓国語を勉強し始めた父

二年くらい前から、父が韓国語を勉強し始めました。

私と母は、十数年前から趣味で韓国語を独学しているため、家の中で韓国語を使う機会がそれなりにあります。

そこに最近韓国の歴史ドラマにはまった父。自分も韓国語を勉強したいと言い出しました。馬医様様です。

そして私が使っていた韓国語のテキストや、NHKなどを駆使して何とかモノにしようと頑張りはじめたのです。

 

ええ、頑張っていました。

本当に勉強してるの?と聞きたくなるくらいスローペースではありましたが…笑

以下、父が60代で趣味程度にかじった程度であることを考慮してお読みください。

 

なかなか上達しない

少し前に、今どれくらいまでできるようになったの?と聞いてみました。

するとなんとまだハングルを読めずにいるというのです。

聞き取りや発音優先で、文字を読むのができないとかのレベルではなく、初歩から全然進めていないと…

毎週無理のない勉強量で文字の成り立ちから勉強し、その時は成程と思うのだそう。

しかしそれが全然身につかないと。

아야어요の母音が覚えられず、無論子音も覚えられず…

(韓国語に馴染みのない人に説明すると、ローマ字のAIUEOの部分のことです。韓国語の文字は、基本的にローマ字のような構造です)

よく二年も初歩を繰り返していたなと感心したと同時に心配になりました。

本気を出せば二日で片言なりにも読めるようになると思っていたハングルを、二年経っても母音さえ曖昧であると言うことに…

 

どうやって勉強していたのか

これではいつまで経っても次に進めないと思い、まずはどうやって勉強していたのかを聞いてみました。

偶然にも父の知り合いに韓国語のできる人がいたので、週に一度韓国語の文字の成り立ちから論理的観点で教えてもらっていたそう。

そこから母音、複合母音、子音、単語を読んでみようという流れで少しずつ。

ところが、一年ほど本当に本当に無理なく少しずつ進めてきたところ、単語を読んでみようの段階で、知り合いが忙しくなり韓国語を教えてもらう機会が無くなってしまったとのこと。

そして何度テキストで復習しても母音を覚えられないため、子音を覚えるところまで到達できなくなっていたのでした。

母音と言っても複合母音ではなく、10個ある基礎の母音です。

(韓国語に馴染みのある人に説明すると、어오、애의の区別とかではなく아어오우으이全部の区別がつかないようでした。)

 

どう覚えるか

韓国語の最初のステップとして、ハングルを読めるようになることは大きな自信とモチベーションに繋がります。

なんとかそこをクリアしてほしく、日本語をハングルで書いて、とにかく読むことに慣れるよう読んでもらったりしました。

しかしハングルで書いてあってもそれが読むと日本語になっている場合、父はある程度読み進めるとこう書いてあるだろうと予測がついてしまう。

そのため最初の数文字を考えながら読み、残りはクイズでもしてるかのような回答に。

これでは身に付かないし、読めたとは言えない。まずは目に入ってきたハングルをすぐに音に表せるようにすることが先決。

 

落ち着いた先は

何度ハングルを見てもらいながら反復しても、いざ自分だけで読もうとするとどうしてもごっちゃになる父。

母音の形が音に直結できていない。

 

とにかく体で覚えられるように、こんなやり方をしてみました。

母音の線から突き出てる点の方向に注目し

아:右を向いて何かを見つけたように「あ!」

어:左を向いて「は?」と言いたげな表情で「お?」

오:上を向いて納得してそうな表情で「おー」

우:下を向いて考え込むように「うー」

으이:笑顔で「ういー」

 

これを頭の動き付きで何度も繰り返してもらいます。まるで何かの演技をしているかのように。

 

最初5回ほど繰り返してから、簡単な単語を読んでもらう。

曖昧なところが出てくるので、もう一度頭を動かしながら発音練習。

それを5セットほど繰り返すと、 1・2秒考える時はあっても、なんとか読めるようになった。

これが父には効いたようで、たどたどしいながらも基本母音はマスターできました。

 

それからというもの、子音は読んでいくうちに経験で覚えていけているようなので、読むことはクリアできそうです。

副作用として、発音を確認するためかキョロキョロする癖がつきましたが笑

 

母音で躓いている方、ぜひ試してみてください。 

同じように韓国語の勉強で、面白い方法を使って克服した方などいましたら教えてください!父の今後の勉強への参考にさせていただきます。