新型コロナウイルスから思うこと

こんにちは、あおろぼです。

みてくださりありがとうございます。

 

新型コロナウイルス、世界中で猛威をふるっています。今日、日本でもとうとう緊急事態宣言がなされました。

テレビをみていると、連日朝から晩までコメンテーターとともに様々な意見が交わされています。

 

「ようやく」といった感じで緊急事態宣言が出ましたが、出し方やタイミングに否定的な意見が多くみられています。

外国からも、対応や緊急事態宣言の効力を疑問視する声もありますね。

 

しかし、日本という国のあり方を考えてみると、これは仕方のないことでもあります。

国のあり方を決める憲法に、緊急事態条項が無いのです。国家の緊急時、強制的に強行できるものが無いのです。

そのため、国民を外出禁止と家にとどめる強い命令を行えず、緊急事態宣言を出したところで、本質的な感染経路断絶に至れません。

緊急事態条項が無いことで、例えばミサイルを日本に飛ばした事がわかっていても、日本の領域に着弾するまでは攻撃し返す(ミサイル迎撃も含め)事もできないんです。

つまり着弾地が東京の中心地だろうが、その一発で何万人が犠牲になることが分かっていようが、一旦ダメージを受けた事実が無いと何もできないのが日本の憲法です。安部首相は北朝鮮や中国等から自国を守れるようにするため、ずっとその憲法を変えようと働きかけてきていましたが、過去の戦前の話を持ってきて反対する意見によってなかなか実現できず今に至っています。

まあ、その話をすると長くなってしまうので横においておくとして...

 

とにかく、緊急事態宣言では日本の感染拡大に歯止めがかかる確実性よりも、経済的な負担の割合が大きいのだと思います。

そしてこの自粛がうまく行かない原因の一端に、メディアがあると思います。

最初、学校が休校になった頃、メディアでは、そこまでする必要はあるのか?他にやり方はないのかと随分疑問視する声がありました。

そして、新型コロナの何が大変なのか、何が問題でここまで話題に上ってるのか、一人一人の行動がどうあるのが最善かという点よりも、政府の対応のここが疑問だ、おかしいのではないかという、不信感を煽る報道が多かったですよね。

政府は政府のやるべき事をしっかり精査し、日本国民の命を守るために、そして経済的な損失を最小限にするために動いているのは当たり前のことです。

他の国はよく知りませんが、このメディアや政治家の言動は前からよく見られ、それによってニュースに興味の無い世代は、より事態を自分事とできず一層自粛という風潮を受け入れにくくなっていたのではと思います。

政府が何をしてくれるかよりも、今この状況で、自分には何ができるのかを考えることが重要です。

今まで積み上げてきた自分の立場、資本をどう守るかの前に、自分の安寧の地である家庭、国、世界を守るには自分に何ができるかを考えていくことが大切なのではと思います。

 

もしかしたら、極端な話、経済的な打撃は世界中でとんでもなく、思ってもみないほどに、ボロボロになり、世界の経済のバランスは原型をとどめないほどになるかもしれません。

これは今の経済の形を守るだけではなく、新しい形を作るチャンスでもあります。

資本はお金ではなく人です。

それを今までよりも包括的で、高次元な形を見つけることができたら、世界中の飢餓が減り、学力、貧富の差が縮まるかもしれません。

この経済社会で、自分には何ができるか、何が本当に大切なものなのか、それを問われている時なのかもしれません。

 

今もたくさんの人が苦しみ、亡くなっています。

まず自粛によって自分が感染の一手にならないように、その上で、新しくできることはないか、出来なくなったというネガティブなところではなく、何ができるかというポジティブなところに目を向けて今を乗り越えていけたらなと思います。